3.参照
前の章で使ったプロジェクトの[ value-50 ]を消して次のように入力してください。
rotation
- [ rotation]は「回転」ですから数値ではないように見えますが、実はこのレイヤーの「現在の」回転の値を意味しています。
- このエクスプレッションは不透明度のプロパティに書かれているので「rotation」の値が変化すると不透明度もシンクロして変化します。
- レイヤーを回転させてください。不透明度が変わるでしょう!
このように他のプロパティの値を取得することを「参照」と呼びます。
他のレイヤーのプロパティを参照することはエクスプレッションの最も重要で有用なポイントです。
参照は単に値だけ
- レイヤーを半回転すると値は0から180まで変化します。しかし不透明度は100が最大値なのでレイヤーを100度以上回転しても不透明度に変化はありません。
- このようにエクスプレッションの計算結果はそのレイヤーの単位には関係なく、単なる値として使用されます。ですから不透明度360ってどういうことなんだろう?なんて考えても無駄ですよ。
優先順位
- さらにここで注目すべきは先ほどKey frameを打って付けたフェードインがまったく無視されていることです。
- つまりKeyFrameよりもエクスプレッションが優先されるのです。
1回転をちょうど100%に割り当てる方法については後述します。