インデックス参照 ・ 相対参照
タイムライン・ウィンドウのレイヤーを参照するのに複数の方法があります。
- 1,レイヤー名を使う方法。←ここまで使ってきた表記法です。
- 2,レイヤーの番号を使う方法。
- 3,相対位置指定を使う方法
レイヤーインデックス
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- 番号=インデックスは layer(index) で指定します。
- 例:右のコンポジションにおいて以下の2式は同じ参照先を示しています。
thisComp.layer("book")
thisComp.layer(3)
インデックスを使うメリット:
- 複数のレイヤーの配置やエフェクトの変化に引数として使用できる。
デメリット:
- レイヤーの重ね順序が換わるとインデックス番号がずれてしまうのでエラーが発生する。
相対参照
- 特定のレイヤーから見た相対的な参照を記述することが出来ます。それには次のメソッドを使います。
layer(otherLayer, relIndex)
- otherLayer:基準とするレイヤー
- relIndex: otherLayerとの相対関係番号。+2なら2つ下、-3なら3つ上のレイヤーを示す。
- 例1:上図のレイヤー"book"の2つ上のレイヤー、つまりレイヤー名"E_cell"を参照。
thisComp.layer(thisComp.layer("book"), -2)
- 例2:一つ上のレイヤーの位置を参照
thisComp.layer(thisLayer,-1).position
エフェクト・パラメーターの参照
- レイヤー同様にエフェクトのパラメーターにもインデックスがあります。番号は基本的にパラメーターの上から順に1.2.3......です。ただし番号は必ずしも順番になっているとは限らないので注意が必要です。
- 次の例では同じパラメーターを参照しています。
- インデックスでの参照
- effect("ブラー(ガウス)").param(1)
- パラメーター名での参照
- effect("ブラー(ガウス)").param("ブラー")