4.何が出来るのか?
エクスプレッションを使った6つの実例
- では実際にどんなことが出来るのかみてみましょう。
1.リアルタイムのリンク
エクスプレッション はレイヤー間のライブリンクを作成する優れた方法です。
- 1つのレイヤーが他のレイヤーをコントロールすることができます。
マルチ・レイヤー
この例では最奥中央のパネルだけにKeyFrameをつけてアニメートしています。その他のパネルは全てエクスプレッションで制御されています。EaseをつけたマルチレイヤーのFollowをエクスプレッションを使わないで正確に行うのは非常に困難です。
2.親レイヤーから特定のパラメーターをコピー
レイヤーの特定のパラメーターの値だけをコピーすることが出来ます。
上段:親子関係
四角のレイヤーが「親」で三角を「子」に設定しています。親が回転&拡大すると三角もシンクロして回転&拡大しています。しかし親の「不透明度」は子に継承されていません。
下段:エクスプレッション
三角は四角の「位置」と「不透明度」をコピーするエクスプレッションでコントロールされています。子のスケールは変化していません。
この様に完全な親子関係ではなく、レイヤーの特定のパラメーターから値をコピーすることが出来ます。
3.オートメーション
計算結果が時間とともに変わるエクスプレッションの適用により、パラメーターに1つもKey frameのないアニメーションができます。
このMovieでは楕円の位置とサイズは時間でコントロールされた三角関数で変化するようにセットされています。
4.パラメーターに変化を加える
スムースな動きをステップ変化にする
オレンジの四角はKeyFrameで付けた1コマのスムースな動きです。緑の四角は同じパスを使って、6コマ毎に動くようにエクスプレッションで制御しています。このようにキーフレームの動きを作画のコマ数にあわせることが出来ます。もちろん後からいくらでもパスを修正できます。
パスに揺らぎを加える
緑の四角はパスに沿って動いています。オレンジの四角はその同じ動きにエクスプレッションで揺らぎを加えています。Wigglerを使用して同様の結果を得ることが出来ますが膨大な数のKey frameを作ってしまい、さらに元のKey frameも変更してしまいます。一方Expressionでは元のKey frameを維持したままOnOffの切り替えさえ出来るのです。これはエクスプレッションの優れた使用例ではないでしょうか。
5.KeyFrame間のリピート
Key frameで作った動きをループさせることが出来ます。
左の振り子はKeyFrameを使った1サイクルだけの振幅です。
右の振り子は同じパラメーターにエクスプレッションを適用してKeyFrame間の動きをループさせています。
6.プロパティを外部からコントロール
エクスプレッション制御を使うとリモコンでコントロールするかのようにプロパティを変更できます。

PreCompした複数レイヤーのプロパティを別のコンポジット内でコントロールしたり、処理に時間のかかるフィルター処理だけをON_OFFしたりすることもできます。セットアップとコントロールを分けることでアニメートだけに専念することができます。
またエクスプレッションはポジションマーカーにもアクセス出来るので、マーカーを時間軸のコントローラーとして使うことが出来ます。

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